ダイエット正しいダイエット
◆ダイエットは単に体重を減らすのではなく、体脂肪を減らすことが正しいダイエットです。 正しい知識、ポイントを外さないコツ、努力なしにダイエットが成功することはないと思います。 ◆「ケーキは我慢!」式ダイエットは失敗する! 「ダイエットしてるんだから、好きなケーキは我慢!我慢!」「ダイエット中だから、ご飯は少しでいいわ!」という人を時々身の回りでも見かけると思います。しかし、そのほとんどは我慢し切れなくて、つい甘いものなどに手を出してしまい、いつの間にか「もーやーめた!」となりがちです。そして、「私ってなんて意志が弱いんだろう?」などと悩んだりしていませんか。しかし、この「○○してはだめ!」という禁止イメージの命令形というのは、ほとんど効果を期待できないのです。心理学を学んだ人ならその理由をご存知の方もいらっしゃると思います。 これから夏に向かってビールがおいしくなる季節です。できる限り、ありありとイメージしてみて下さい。良く冷したジョッキになみなみと注がれたビールをイメージします。側にはおいしそうな焼き鳥と枝豆です。良く吟味されたタレが美味しい焼き鳥です。七味も効かせて---。焼き鳥を一口。ジューシーな肉汁が口いっぱいに広がります。でも、「ジョッキのビールを飲むのはだめ!」と言われたらどうします? 「ダイエットしてるんだから、好きなケーキは我慢!我慢!」という禁止命令というのは、頭の中では「美味しそうな生クリーム、口の中いっぱいにクリームの甘さが広がって、紅茶で頂いたら最高!」のように我慢できない状況を自ら作っていることと同じなのです。このような禁止イメージの命令形というのは、ケーキのイメージを繰り返し、自分の脳にインプットして、ケーキが美味しい、食べたい、という回路を太くしている作業なのです。ですから、意志が弱いのではなくて、イメージの設定が良くないのです。では、どんなイメージ設定をしたら、ダイエットに成功できるのか、そのコツをお伝えします。 ◆ダイエットに成功したいなら、ダイエットが最終イメージでは駄目! 雪山遭難者を調べてみると、山小屋のすぐ近くまでたどり着きながら、目前で倒れてしまう人がいます。山小屋の中に入って助かる人と、目前にしながら倒れてしまう人を比較してみると、目標のイメージが違うことが解りました。助かる人たちに共通するのは、山小屋の中で暖かいものを飲もうとか、うちに帰ってから美味しい鍋をたべようということを目標にしていました。反対に山小屋直前で倒れた人たちに共通するのは、山小屋にたどり着くことだけを目標に歩いていたのです。そして、山小屋が見える所までたどり着くと、脳が指令を完了したと判断し、意識が途切れていたのです。 ダイエットに成功したいなら、ダイエットが最終イメージでは駄目だということです。 ダイエットだけを目標として頑張った場合、ダイエットに成功した時点で脳は指令が完了と判断してしまい、それに代わる明確な行動指令(イメージ)がない場合にひたすらリバウンドへの道をひた走る可能性があるのです。合格だけを目標に頑張った受験生があこがれの大学に合格した途端、目標を失って5月病になるのと同じ原理です。 理想のプロポーションを明確にイメージするとともに、ダイエット成功後の自分の振る舞いや生活をありありとイメージする理想的なプロポーションの設定とダイエット成功後の生活設定を行います。写真雑誌やその他で自分が理想としているモデルやタレントの写真をもとにして設定します。 さらに、痩せた後の自分の望む生活パターンや夢の設定を行います。自分が手に入れたい環境そして、目に付く場所にそのマップを貼って眺めるようにします。さらに、名刺サイズの写真もつくり、常に持ち歩けるようにします。これらがあなたの潜在意識に「なりたい自分のイメージ」が刻み込まれるのをサポートします。そして、このイメージが潜在意識や無意識領域まで入ったときに私たちの生活習慣の合目的変化や直接細胞の遺伝子に優良遺伝子をオンするような指令が発令します。また、ドリームマップを作成し、自分の望むライフデザインの設定をします。このように、イメージトレーニングでダイエット成功後の生活をありありとイメージできるように準備しておくことが大切なポイントとなるのです。このドリームマップもあなたが常に目にすることができる場所に貼っておくようにします。意外に思われるかもしれませんが、私たちの体の中で最もエネルギーを激しく消費している臓器は脳なのです。 成人でも18~30%くらい、子供では50%ものエネルギー消費を脳で行っています。体の各臓器のエネルギー消費量を比較すると、心臓11%、肝臓20%、腎臓7%、皮膚5%、筋肉20%となっています。効果的にカロリーを消費するためには、生き生きとした将来のビジョンを明確にし、「脳を活性化させること」がダイエットに大きな効果があるのです。この考え方は何にでも当てはまり、効果がでます。 ◆さらに、個別のポイントをアップしていきます。 ☆食習慣の把握 :食べていないようで食べています。飲食したものをきちんと記録して食習慣を把握するとなぜ、肥満したかの傾向がつかめます。 ☆食事・栄養 :身体が必要な53種の栄養素の種類と量をしっかり確保してカロリーを減らすことがポイントです。コツをつかめば比較的簡単で、辛くありません。 ひとつの食べ物だけを食べるダイエット法は、ダイエットではなく、やつれて健康を害します ☆運動習慣 :カロリーを減らすと強力な飢餓遺伝子が体脂肪を温存し、消費カロリーの多い筋肉を減らします。体重は減っても体脂肪率が増えて、健康を害します。筋肉を減らさないためには、簡単な筋肉トレーニングと有酸素運動が欠かせません。 ☆サプリメント :危険なものが氾濫しています。飲んで痩せる薬と宣伝しているようなものは手を出すと危険です。亡くなる恐れさえあります。真剣に選べは、とても健康・安全・効果的なものが見つかると思います。
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